コクン、とうなずくと優しく微笑んだ男の子。 「僕はハル。この間までここに住んでた」 「ハ、ハル…」 綺麗な子、だ。 モデルみたい。 「どうして泣いてるの?」 「あ……」 「よし、おいでっ」 グッ― 「え…?」 あたしの手を引くハル。 表に停まっていたのは… 「リムジン!?」 どこ行くんだろう。 でも、いいや。 ユウキなんて知らないよ……