振り向くと、可愛い男の子が微笑んでいた。


「えっ」


「新しい住人?」


「あ、はい」


「へえ……」


少しの間があった、気がした。


「よろしくねっ」


可愛く笑った、その子は2つくらい下かな。

あたしも微笑み、うなずいた。


「彩です」


そう言うと、


「俺はハル」


すっと手を差し出してくれた。