【短】寮内ダーリン


言うヒマもなく抱き寄せられていた。


「どんだけ心配したか」


「あ……」


強く抱きしめられた後、ユウキの濃厚なキス。


「んんっ…」


「俺って夕貴の声しかダメなんだよね」


「んっ?」


「だから聞きたくなるんだけど」


イタズラっぽく笑うと、ゆっくりとあたしを押し倒す。

ユウキの体温。

吐息。

すべてに反応するあたし。


「……っゃ…」


「今日はガマンしなくていいよ?」


言葉にさえ、反応してる。

ユウキ。

ユウキ。


「…す…き…」