なめてんの?

その全てが私につきそうなくらいの距離にある。





思わず唇を見てしまい、昨日のことを思い出す。





わ、私ったら…変態!!





うー、さすが王子様って言われて騒ぎ立てられるのが分かる気がする…。





全部が完璧。





多分、学校で一番カッコいいんじゃないかな。ダントツ。





「~~!!」








「ふんっ。これくらいで真っ赤になりやがって。
“絶対服従”だぞ? 
王様に逆らうことなんて、許されねーんだよ」






そう言いながら、近づけていた顔を離す。







び、ビックリしたぁ。







……ってあなたも少し赤くなってるじゃないですか………。







これは私の心の声。