なめてんの?

「っ!!! へ、変態!!」






私は恥ずかしさで顔の温度が急に上がるのが分かる。






介ってホントに性格悪い! 






こんな私を騙そうとするなんて…。






まあ毎回必ず引っかかる私もどうかしてるんだけど…。






「変態でいーから早く座れ。ほら」






「きゃっ!」






介に腕をつかまれ、無理矢理膝の上に載せられる。






完全に自転車に乗せられる時と状況が同じだ。






「な? 気持ちいいだろ?」






耳元でささやく介の声は、とても低く掠れていて、
耳から湯気が出そうだった。