なめてんの?

そんなはかない願いはあっけなく崩れ、
私は作っている間ずっと介とひっつくことに…。






とか言って数分後。






「できた…」





「お前、馬鹿だろ? 
んな報告、言われなくても見てたから分かるっつーに」






そうでした…。






キッチンをウロウロさせてもらう時もずっと離れなくて、
突然耳元でささやいてきたり、ちょっかいをかけてきたり…。





 
とにかく、私の後ろで邪魔ばっかりしてきた介。






「もう、いい加減離れて……?」





 
相変わらず、しゃべる時も怖くて目を背けてしまう。






絶対離してくれないって思ってたけど、簡単に離してくれた。







それすらも、何か企んでるのかな、って思う。