どんなに俺様で強引でキツくても、私にとっての太陽のような人だった。 自らが光輝いて周りを照らして…。 そのお陰で私は、今まで見えなかった世界も見えるようになった。 どんなことでもやればできる、そんな風に思ったりした。 「ゴメンな…?」 「ううん。大丈夫」 「お前なら……、沙彩なら、きっとその言葉を信じて強くなると思った。何でも俺の言う通りに……。ゴメンな? そんな人間にさせちまって…。そんな負担をかけちまって…!」