私はエプロン姿のまま、家を飛び出した。







介の、介の歌を聴くのは私の幸せなのに…。







なんで介は歌を歌うことがイヤなの?






失恋ソングだと、どうしていけないの…?







介に何も悪いことがないなんてことは分かっていた。








だけど、自分の中の思いを閉じ込めることができなくて気づけば楓と栗田くんの家に来ていた。