「んなわけあるかよ。俺は好きな奴にしか優しくしねえよ…」







って介が言ってたけど、あみなちゃんは何も言い返さなかった。







ただ、私から視線を離さない。







「私にも、優しくしてくれたわ」







「え…」







「ふふ、信じられないって?」







「……」








「おいてめえ!嘘ばっかぬかしてんなよ!?」








「嘘じゃないわよ。前、階段でこけそうになったとき、



三舟くんに支えてもらったわ。



その前だって、三舟くん、違う女の子にも優しくしてたわ。ね?」