「ひぃっ…」








低く怖い介の声に、周りの男子たちはひるんでもう何も言わなかった。







「ねえ沙彩ちゃん」







「……え?」







「三舟くんって、誰にでも優しいんだよ?」








「え?」








そんなこと知ってる。








介は俺様だけど、本当は誰よりも私を思ってくれて優しいってこと。








それに、王子様キャラを装っているから、







学校ではみんなに優しくしてる…のかもしれない。