なめてんの?

「無理… んっ!」





介に口をふさがれる。






び、ビックリした…。






一瞬触れただけだったけど、スゴくドキドキした。






よかった…。






ジェットコースターの椅子が二人がけで…。






楓と栗田くんは私たちより後ろだから、見えてないはず…。






安心したのもつかの間。






私はまっさかさまに落ちていった。







「きゃあああああ」






あまりの怖さに泣きそうになったけど、



介に目をやると、私に優しく笑ってくれていたからそんな気も吹っ飛んだ。