なめてんの?

あれ、私まだ泣いてたんだって、そんな気持ちもあったけど、



介の言葉はすごくぶっきらぼうで、



優しくしてくれてるのかよく分からないけど、



私を慰める楓の言葉と内容がほぼ同じだったことが嬉しくなった。






「ふふっ」






「何笑ってるわけ?キモいし…」






“キモい”って言葉にも、全然ムカつかなかった。






私のことを慰めてくれてるんだ。







そう思っただけで胸が熱くなって、幸せでいっぱい。






 遙さん、
「    大丈夫?」
 沙彩、






「「「「!!」」」」






四人で驚いた。






楓と栗田くんが全く同じタイミングでハモったから。