三年前、介、大和、中学一年生。






「くっ…栗田くん……私、栗田くんが好きです。


付き合ってください…!」






「ゴメン…。だけど、ありがとうね?」





そう言ってほほえんでるあいつ、栗田大和はクラスでも孤立してる奴。






女子からは人気がある。





だけど、男からの人気が全く。





理由は一つ、モテるから。





モテない奴らがそれをひがんでる。


 


顔は甘く優しそうな感じで、性格もいい。





そんなあいつは、俺も嫌いだ。





「おい栗田…!」






ものすごい形相で栗田をにらみつけてるのは謙二(ケンジ)。