はい、もう変な回想はやめましょう。キリがないので。





さて、屋上にはベンチが二つあります。






四人掛けの長いす。






木で作られていて座り心地は抜群♪





その椅子に私達は座らず、その横にみんなで立った。






傍から見ると、スゴいおかしなポジションに立ってる私達。






椅子に座らず横に立っている。誰も座ろうとしない。






みんな緊張してるみたい。






「う~んと……まずはさ、俺たちのこと知ってくれる?


そっから話した方がいいと思うから」






沈黙を破ったのは栗田くんだった。





優しく微笑みながら言うその姿は、とても好青年に見えた。





なるほど、確かに楓の好きなタイプっぽいや。