ニヤっと笑いながら、楓がこっちを見ていた。あと、栗田くんも。






「聞こえてたわよ」





クスクスと笑われて、耳まで熱くなるのが分かる。






栗田くんも、聞いてたってこと…?






「よっ、介」






「お、おう…」






介の方を見てみると、介も顔を赤らめてた。





何よ、自分でしてきておいて…!!





最悪! 私この先、生きていけないじゃん。恥ずかしすぎる!!





これならお風呂に入ってる映像をテレビで流す方がましかも!!





「んじゃ、話始める?」





そう切り出した楓に、みんなで頷く。