なめてんの?

私はおかしくてたまらないよ!






「あははは……。冗談、きついね」






やっぱり内気な私は思ってることを全面的に出せず、
思ったことを直接言うことはできない。







「いや、冗談じゃねーし。



俺、お前のことが好きだって奴、
知ってるだけでも六~七人いるぞ?」







「そんな馬鹿な! 


私みたいな人間を好きって……
相当な変わり者だよ?」






何気なく言った言葉。






だけど介には何気なく、は伝わらなかった。







「おいお前、俺が変わってるって言いたいのか?」






げっ…






「い、いやそんなことはないけど…」