密かに祈ってる



今時、そんなことで何回もお礼を言うことは珍しいと思う。


ただそんな珍しいことをする人もまだ世の中にはいたんだということに胸が温かくなる。


こちらこそ、と言ってレジに飲み物を置き、支払いを済ませる。


この涼しい空気と別れるのは名残惜しいが、それではいつまでたっても帰れないのも困るので、自動ドアの前まで行き、ウィーンという音とともにあっという間に猛暑の中にいた。