SHINE!!!-光と影と…-



「襲われかけてたくせに?」

嫌味っぽく言ってくる男。
まったく、めんどくさいにもほどがある。


『それはお前が邪魔したからだ。私の貴重なストレス発散をおまえが妨害したんだろうが。』

こちらも嫌味をたっぷりと含めて言い返す。

「ふーん・・・。でも、なっとく行かないな。こんな細い体で何ができるの・・・?」

ニヤリと不気味に笑ってうでを掴んでくる男。

はあ、とため息をついて、腕を内側に回し男の手を振り払った。

『わかった。今から私が負けたらお前は勝手に付きまとっていろ。だが、お前が負けたらさっさと私の前から消えろ。』

「ん、いいよ。でも手加減とかしないから。」

『それはこっちのセリフだ。全力でこい。』


その言葉を合図に男が殴りかかってきた。