「呼び出した挙句、人違い?しかも2対1。めんどくさい人たち。もう1回言っておくけど、俺は多々良樹。話しかけてくんな。」


そういって部屋を出ていった。



「あんな地味で性格悪けりゃ浮くわけだな。」


やれやれという桑山に一発拳骨を与えようとしたが、よけられた。


『チッ』

「え゛。舌打ち!?いやいや、普通避けるでしょ!?」

『うるせーよ、馬鹿。』




ぎゃあぎゃあ騒ぎ出す桑山。本当にうるさい。