『ええと・・・。私はあなたのことが好きではないので・・・。ごめんなさい。』
結構優しくいったのに、また、わけのわからないことを言ってきた。
「そんなに恥ずかしがらなくてもいいんだよ!ぼくにはわかってるって!だからこうしてきっかけをつくったんだからさ!」
もう、こいつのあたまはいってしまっているのだろうか。
イライラしたので、ストレートにいうことにした。
『ごめんなさい。一ミリたりともあなたに好意はありません。そもそもどちらの方なのかも存じ上げません。』
失礼します、といいその場を後にしようとすると、
腕を掴まれた。
「随分言ってくれるよね・・・。ちょっと可愛くてお金持ちだからって調子に乗らないほうがいいと思うよ。」
『調子に乗った覚えはありません。』
「ふうん・・・。いいんだ。そんなこといって。こうかいしても知らないから。」
そういうと、先程まで控えていた2人も出てきた。
「さ、始めようか。」
そういって壁に私を押し付けてきた。
いってーな、結構なちからで押し付けられたので背中がじんじんする。

