かすかに感じる能力。 その感じる能力がわずかだが葉のものと似ている。 「その人って、アレ?」 桑山が指をさした先には、 『そ。』 私の気になっている人物がいた。 「でもさー。似てない。双子なのに!雰囲気とか顔とか!」 『だから、昔は地が勝ったって言ってるだろ。』 「前髪あげたら似てたり?」 『さぁな。』 きっと、桑山は気が付いている。 葉が能力者であることに。 まあ、影だしな。