SHINE!!!-光と影と…-



「やべ///止まんな。」

は!?なに!?
なにがとまんねーんだよ!

そういうと、口の中に変な感触のものが差し込まれた。

なに・・・?

唇より生暖かく柔らかいそれが、彼の舌だと気づくのに時間がかかった

『んっ・・・んんっ』

さ、酸欠!苦しいっ!

どんどんと、思い切り奴の胸を叩くが、力が上手く入ってくれない。
今、立っていられるのも奴が支えているからで・・・。


『ふはっ』

やっとはなしてくれて、やっと酸素が体にめぐった。
すると、自然とあたまが冷静になって。
怒りがふつふつと湧き上がってきた。

「ごちそうさまっ!」

ゴキゲンな奴をみて、プチりと私の中のなにかが切れた。

『・・・さ・・・な』

「ん?」

『ふっざけんなっっつってんだよーーーーーーーーー!!!』

バキと、歯が折れたかのような音とともに
桑山は吹っ飛んだ。

「いたいー。いたー、いたいよー。」

ざまあみろっ!
「あ。」

『あ゛?』

「口怪我しちゃった♪」

『誰が治すか!バカ野郎!てめーなんざいっそ逝ってしまえ!』

「ひどッ!あ、ちょ、まって・・・」


何か言っている桑山をよそに家へ走った。