「ええっ!?あの桑山風煌!?」
『え、しってるのか?』
「しってるもなにも・・・!」
そういって、香澄は桑山について話しだした。
「桑山風煌っていうのは!学園1のモテ男なんだけど!そりゃあもう、なんでも出来ちゃう完璧君で、でも過去になんかあったぽくて女子には必要最低限話しかけなくてそっけないから、冷酷プリンスってよばれてるんだよー!」
冷酷・・・?
ふーん・・・。
『ってそれより香澄。彼氏の前でそんなほかの男ベタ褒めしちゃっていいのか?既に龍雅は心折れまくってるみたいだが・・・。』
はっきりいって地面にのの字をかいていじけている龍雅は哀れとしか言い様がない。
励ましてる新一も新一で哀れだが・・・。
「いーの!龍雅は!」
『いいのって・・・。』
「だって龍雅のことが一番好きだし、信じてるもん!」
えへへと笑う香澄。
一瞬で龍雅を満面の笑みにできるのは香澄しかいないな。

