----------屋上
ガチャと鍵を閉めると。
『あ゛ーーーーーーーーー、つ゛っがれ゛だあ゛。』
この3人は私の全てを知っている。
「あ、でた裏和葉っ!あたしこっちの和葉のほうが好きい♡」
そういってだきついてくる香澄。
ほんとうにこの子が親友でよかったとおもう。
「お前さあ、まじギャップ激しすぎてまだなれねえよっ!顔に合ってないぞ!その言葉遣い!もう少しましにならねえのか!」
つっこんでくる龍雅。
『うっさいなあ、これで「いいの!和葉はこれが和葉なの!龍雅だまれっ!』
香澄の勢いが凄すぎて遮られてもイラつかない。
彼氏なのに・・・。
あ、そうそう。龍雅と香澄は付き合っていて、
新一は遠距離中。たしか、楓って子だったとおもう。
なぜかこの3人や楓ちゃん、というより私の周りにいる人は
ほぼ、私に過保護気味。
てか過保護すぎ。
いじけてる龍雅をよそに、思い出して話しだした。
『あ、そーそ。なんか今日の昼休みさ・・・』
そうして、
昼休みの出来事を話した。

