小学6年生の冬の事…



「まーき!」
「うぇ!?」
「"うぇ!?"じゃないよ!」

私に怒ってきたのは
私の親友の舞であった。

「ごめん、聞いてなかった…。」
「でしょうね!」
「すみません…」
「もー、仕方ないなぁ!修学旅行はどこから先にまわる?」


私達は、もうすぐ修学旅行の時期だ。
とても楽しみにしていて
今は遊園地でどこを先に行くか
決める時間である。
そして、もう一つ…
私達はジェットコースターに
乗れないのだ…笑


「そうだね〜…こことかどうよ!」
「いいじゃん☆」


と、はしゃぎながらの
色んなことが決まっていった
色んなこととは
どこをまわるのかとか
どこでご飯を食べるのかとか

そして
やはり定番は。


「舞!夜は怖い話とか恋バナとかしようね!ぁ、あとトランプも‼」
「はいはい、あんたは、そういうの好きだね〜、笑」
「うん!」


舞は私の意見を
すんなりOKしてくれた


そして
修学旅行、当日。


「茉希、楽しみだね!」
「うん!」

舞も朝から
めちゃくちゃ、はしゃいでいる。

そんなこんなで
電車に乗り、あっという間に
遊園地に着いた


「茉希!早く行かなきゃ!並ばないといけなくなっちゃう!」

舞は、そう言い
私の手を取って走った

それからと言うと
本当に本当に
あっという間に
1泊2日の修学旅行は終わった



それから数日後…



「ねぇ。茉希。相談があるんだけど。」
舞から相談を受ける事は
滅多に無かったので
どうしたのかと心配になった。

「何?茉希で良かったら、聞くよ!」
「あのね… 木村いるじゃない?」
「うん」
ここで、まさか
男が出てくると思っていなかった。
「木村に告白されたの。でも、舞、木村の事は友達としてしか見てなかったし…でも、断ったら… どうしたらいいと思う?」
「舞は友達としてしか見てなかったんだよね?」
「うん…」
「じゃぁ、素直にその気持ちを伝えれば?」
「それでいいのかな?」
「いいと思うよ!無理に付き合ってもお互い嫌なだけだし!」
「そうだよね。ありがとう!」
「いいえ!」