ひろとside 俺はまだ一緒にいたい気持ちを隠しきれず、 帰ろうとする愛を、俺は引き止めた。 「夜景、見に行こ?」 俺は、愛の手をそっと握り、展望台へと 歩きだした。 案の定、カップルは大勢いて、少し とまどいながらも俺は、夜景の見える場所へと 愛の手を引っ張った。 「わあ、綺麗~。」 愛の嬉しそうな声に、俺も嬉しくなった。 なんだろう。この気持ち。 俺、いつのまにか、こいつに夢中だ。 こいつを喜ばしたいとか、そんな事ばっかり 考えてる。俺、こいつのこと....?