そこで私は意識を失った。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 目を覚ますと心配そうな先生の顔。 「せん…せい?」 私が声をかけると先生は、明るい表情に戻る。 「萌衣!大丈夫か?」 私は、コクリと頷く。 すると、額に先生の手がのる。 「無理…するなよ」 先生…ありがとう。 私、先生のこと好きになって良かったよ。 生徒思いな先生。 私はこの時、心からそう思ったんだよ。 先生に出会えて良かったって。