「先生に誕プレあげれた?」 小春は周りを見ながら小声で聞く。 私はゆっくりと首を横に振る。 小春が驚いた顔をした。 「受け取ってもらえなかった」 そう言うと涙が出てしまう。 「…萌衣…」 小春は私の頭をポンポンとしてから、 ティッシュを渡してくれた。