卒業式が無事に終わって
私達は外にでる。

「萌衣先輩!」

私を慕ってくれている後輩が話しかけてきた。

「色々お世話になりました!
高校行っても頑張って下さい!」

後輩の目にはうっすら涙を浮かべていた。

「萌衣先輩~!
たまには中学遊びに来てください!」

「私達待ってます!」

気が付くと私の周りには後輩たちがいた。

恵まれてたんだな、私。

私は、ありがとう
と言って小春の方に向かう。