どんなにこの日が来ないでと 願っても願いは叶うことはなく 卒業式が来てしまった。 昨日の晩から泣きすぎて私の目は真っ赤だ。 「萌衣!おはよー!」 待ち合わせ場所で待ってると 小春が走ってきた。 小春とこうやって中学に行くのも 最後なんだと思うと涙が溢れる。 「萌衣~! まだ泣くのは早いって! 卒業式、最高の卒業式にしようね」 そう言って私たちはいつものように学校に行く。