これは
私が、いや私達が体験した話です。今だに続いてます。


私の、名前は菜々。中学二年。部活は、吹部。楽器はサックス。
一年生の入学式。
あぁ、この緊張した感じ。懐かしい。
私はまだ気付かなかった。吹部に入ってくる後輩が私と同じことになるなんて。

「あー、やっと終わったー。」と、周りから同じような言葉が聞こえてくる。
新しい教科書、教材。など色々新しいものでいっぱい。初めて同じクラスになった人たち。なんとなく、楽しそう。
そう、思っていた。
対面式は、部活紹介。
今年は何人はいるかなぁ?
そして10人以上入ったのだった。
コンクール、定期演奏会、などなど大変なことばっか。
ある日、三年生が引退し、1.2年だけの部活。
三年生の存在感。圧倒的だった。
また、ある日は、後輩の舞と、 私 菜々は、お互いに好きな人ができた。
なぜ、彼を好きになってしまったか、
今ではよくわからない。
私が、恋した彼の名前は、玲音。
私の後輩が恋した彼の名前は、翔大のはずだった。あのときがくるまでは。


私は、恋したなどということなのか、友達に聞いてみた。
「最近さ、何故か頭の中でループしてる人いるんだよね、、、。」
「えっ!?誰?」なんだろ…。いざ教えるとなると緊張する。
「れ、玲音…。」ためらいながらもそう言った。
「う、嘘⁉︎あんなのどこがいーのさ笑」
あー、やってしまったか。でも、頭から離れないよ…。
「なんで、ループすると思う?」
「菜々、あのねそれは恋だわ。玲音のこと好きなんだわ。それは」
う、そだぁ、またぁまたぁ〜。
…。
「うっそ⁉︎」
そんなやりとりをくり返しながらも、
彼女は、玲音のLINEIDを送ってくれた。