遠ざかる背中。






「はなしてっっっ!!!!!!!」



「いや。」



「なんで?!」



「蛍瑠が、恭夜のとこへ行くから」



「行かせてくれないのっ?!」



「だから、俺奪うっていったじゃん」



「いってないよ!!!!

はなしてっっ」




少し肩を落とした背中を見るのが


これで





2度目になるなんて。