矢野くんのさびしそうな背中をみると 心が痛かった。 ノロノロしてると 恭夜と女の子が後ろから来るのがわかった。 そのとき、たまたまひーちゃんが目の前で 手をひらひらさせてるのがわかった。 「ほ~た~っ」 「あ、はいはいはい!」 「あんた、そんな辛そうな顔してさ。 大丈夫?」 「大丈夫。 それより、彼氏とはどう?」 「バリバリ笑」 笑顔を見ると安心した。