恭夜が好き。


好き、好き。





伝えられない思いって


どうして

つらいんだろう。






いつのまにか自分の足は学校へ向かってて



いつのまにか


あたしは校門の前にいた。




「はやくはいれよ~」


先生の声が響く中




「おー、お前今週全部学校きただろ!!」


先生の喜ぶ顔。



声の向かうその先。


あたしの後ろの人。





「恭夜」。