自分の足をひっこめた。






自分だけが、1人


ポツンと取り残された人みたいに思えた。








いつのまにか涙がこぼれてた。





バレないように教室を出ようとしたとき・・・。





目の前で人とぶつかった。



「った・・・、、、



ご、ごめんなさい。」




ないてるのはばれたくないから

うつむいて廊下に出ようとしたら


肩をつかまれた


「待って」



「ご、ごめんなさい。急用があって・・・」



「なんで、・・・泣いてんの・・・?」



あんまり知らないけど・・

同じクラスの、矢野くんだ・・・。



「泣いてない、ですよ。

コンタクトがずれちゃって。」


うつむいたまま、なのに・・・。