遊園地デートは
あっけなく終わってしまった。
気がつくと、すでに外はオレンジ色にそまってた。
カーテンを開けると、部屋にオレンジ色の光が差し込んだ。
遊園地に行ったのに、何も乗らずに帰るって・・・。
なんか笑えて来た。
「あはっ・・・ははっ・・・・・
ぐすっ・・・ぅうっ・・・」
笑ってるのに
泣いてる。
「やっぱ・・恭夜が・・好きだよぉ・・・」
あたしはこの日たくさんないた。
涙と好きっていう気持ちも流れて欲しかったけど
それは流れなかった。
だから、
この気持ちはずっと、心の中に閉じ込めよう。
あたしは、1人でいいんだ。
今日「心に封印の鍵」をかけた。
