家には、まだひーちゃんとお母さんが仲良さそうに
居間で話してた。
そっとバレないように、二階の部屋にあがった。
「ふぇっ・・・ぐすっ・・・うっ・・・」
声を抑えようとすると、すればするほど
声が漏れて
枕に顔を押し付けると
すぐ、枕はぬれた。
こんな悲しいなら
好きにならなきゃよかった。
こんなに好きになるなら
最初から、誰も相手にしなきゃよかった。
恭夜は、どこかちがった。
どこかが、あたしを守ってくれるような気がした。
信じれた。
好きにもなれた。
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