可愛くない彼女,


あたしたちは、放課後の学校の終わった後に



服を買いに行くことにした。


「ひーちゃん、これ・・どう?」


「あ、可愛い~っっ!」


あたしが今持ってるのは、

薄ピンク色の、シフォンのワンピース。



夏だから、ちょうどいい。

薄いし、スカートの丈もそんなに短くないし・・・。




「ね!ほた!試着してみなよっ」


「うん。」


試着室に入ると、思った以上に自分にピッタリだった。




「ね、ひーちゃん・・どう?」




そろ・・・っとカーテンをあけると・・


「か、可愛いっっ!!!ほた、超かわいいーー」




「そう・・・?
でも、あたし目つき・・悪くない・・?

なんか、顔怖いし」



「んー。そんなに、怖くないけど

気になるんだったら、髪の毛巻いてみたら・・・?


せっかく、綺麗な茶色なんだしさっ!!!」



「まく・・?あたし、巻けないんだけど・・」



「まっかせなさいー!

このあたしが、朝8時にほたん家行って巻いてあげるからっ★」


そういってひーちゃんは、

片目をパチンッとつぶってウインクして見せた