料理を食べて
お腹いっぱいになって家に帰る。

あたしも……なにか……出来ないかな……

啓にはいつも幸せをもらってばっかりだし…………………………。

昨日は……その………………

寝ちゃったし……。


「あのさ、っ……啓は……欲しいものない?」

「ん?」

「い、1年記念日……あたしからも……啓に幸せ……を……あげたい…です。」

きょとんとした啓の顔。

「…もう、幸せならもらってるけど。」

「?」

「菜々がそばにいれば幸せなんだってば。もう毎日幸せもらいまくってるしな笑」

「…………っっ、そーじゃなくてぇ!」

「……?」

「そ、そんなことじゃなくて……もっと……欲しいものとか……ないの?」

「そんなことってなぁ!俺にとっては幸せなことなんだっつーの!……。」

「……。だけど……あたしからも……プレゼント……あげたい……もん。」

「…………。」

啓はちょっと考えた顔をして……

「……なんでもいいのか?」

って尋ねてきた。

「は、はいっ!もちろんっ!」

「……じゃあ、……昨日のリベンジかな。」

そ、そ、それって………………
それってーーーー//////

「なに赤くなってんだよ。」

「だ、だって……それって……その……」

「そーだよ?だって……なんでもいいんだろ?」

「そ、そーだけど……今朝は急がなくていいって言ってたじゃんか!」

「んー、そりゃそんな無理ならまだいいけど…………俺だって……男なんだし……」

う…………………………。

「……………………菜々…?」

「嫌じゃない……昨日は……ほんと……………………ごめんなさい……」

「……………………。菜々…いや、無理なら大丈夫だぞ?」

あたしは……

返事のかわりに
啓の身体に抱きついた。

「……菜々……」

強く強く啓に伝わるように抱きしめる。

グイッ……

急に抱き上げられて
ベッドまで運ばれる。

「……今さらやめろとか言うなよ?」

「啓…………好き…………」

「やべぇ……とまんね。」

するりとワンピを脱がされる。

「んっ……」

「な、ななっ……」

「んっん…………けぃ……んー。」

啓の指が身体を撫でる。

「あっ……ひゃっ……んぁ……」

「菜々…………いく……」

緊張する………

「力抜いて……大丈夫……優しくする……」

「……うん……」


私は……啓と繋がった。

「んぁ……んっっんあん……」

「菜々……菜々………………菜々……」

「ん、啓っ…………」

「菜々…………あ……愛してる…………。」

あ、愛してる……って言われた…………
やばい。
泣きそう……

「最高のプレゼントを……ありがとう。」

そうして……
幸せの中で私達は眠った。