私たちはお互いのことをなんにも知らない。

唯一共通して知ってることと言えば…


ミィの名前だけ


「あ。 あの人猫好きなのかな」

許してくれてる理由を考えて、
頭の悪い私が出した答えは、


──あの人は猫が好き──


ということ。



「明日にでも聞いてみよっか」

「にぁ」




あぁ、早く夜がこないかな