【 女side 】


世の中には珍しい人がいたものだ


私のことを何にも知らないのに、
勝手に家に入り込むようなヤツなのに


なにも聞かずに許してくれる


「ねぇ、ミィ… あの人、どんな人なのかなぁ…」

「にぁん…」



いつからだろう。

あの人の家に入り込んでからそんなに経ってないのに、


「今なにしてるんだろ」

あの人のことを気になり出したのは



いつからだろうか。