夜はちゃんと鍵を閉めて寝るのに、朝になると開いてる
ほんと…泥棒でも入ったらどーしてくれんの。
で、なんでこいつらに悩まされてるのかってーと
「…ほら…。 さっさとシャワー浴びてこい。」
着替えを渡してやる
「ありがとね …いくよ、ミィ」
「くぅっ」
──シャァァァ…
あの女、理由は知らんが家に帰らなくて、毎朝俺の家でシャワーを浴びにくるようになったんだ
それも急に。
俺たちはお互いの名前も歳も知らない
俺が知ってんのはあの猫の名前だけ
「ミィ…ねぇ…」
朝飯、食ったのかなぁ
………………。
なにが好きなんだろうか


