失恋確定の恋

「…優美が俺のことずっと見てることも

真夏姉を見て苦しそうな顔してることも

優美が俺のこと好きなことも……

全部知ってた」

「……っ…渓ぃ〜……」

私は渓に抱きついた。

渓は恥ずかしそうに顔を赤くしながら

笑って私を抱きしめ返してくれた。