「風斗をっ助けてやって下さいっ!成功させて下さい!おねがいします!」


「冠那!止めるんだっ」


叶芽は私が医者をつかんでいる手を、無理やり引き離した。


「こちら側も全力でやるつもりです。」


そう言って、風斗をタンカ―に乗せ、


手術室へと向かって行った。