キミとの時間…

「俺さ、うすうす気がついてたんだよね…なんか変だって。」


「そうなの?」


「あぁ。だって最近変だろ?まめに病院通ってるしさ…」


あ、言われてみればそうかも…


「でもな、冠那。ガンだったとは、知らなかった。」


叶芽は目に涙を浮かべていた。


「あとね。このことは誰にも言うなって…」


「風斗らしいな…どうせ周りに迷惑かけたくないからとかだろ?風斗は小さい頃からそんなんだったな…」


「そういえば…そうだったね。」