お坊さんが、お経を読み上げていく。


私はしびれた足を抑えながら、風斗の遺影を見つめていた。


本当に良い笑顔だな…


風斗が生きていたら、本人にも


見せてあげたいくらい。


でも、もうそんなことは出来ない…


この遺影は、風斗の最後の姿。