公民館の中は、とてもシン―と静まり返り、


お線香の香りや、花の香りで包まれていた。


そして、入ってすぐの所に、大きなドアが


私たちを呼ぶように、大きく開いてあった。


私は中に足を踏み入れた。


そこには、色とりどりの花に囲まれた、


風斗の遺影があった。