「ふぅ…」


車いすに乗るのは初めてだから、1時間くらいかかっちゃった(笑)


「では診察室へ行きましょう。」


風斗は慣れない手つきで、車いすを動かしはじめた。


「あっ 風斗、私が押すから」


「おぅ…ありがとな。」


「うん…」


「じゃ、押すよ?」


「あぁ。」