大っきらい。の反対。~上手く言えないよ~


・・・でも。


「なに言ってるの?

体育祭実行委員は沙林さん。

それで決定だよ?」


ちょっといらいらしたように、さっきの女の子がいった。


「な、なんでそうなるんで・・・」

「だって美由の言うことは絶対だから」


ばしっ。

冷たい声で、

見下すように、

その子が言った。

私は思わず黙り込む。

「美由のお父様、ここの理事長なんだぁ。

美由のいうことに逆らったら、沙林さん、

・・・退学になるよ?」

・・・笑えないことを言われてしまう。

私が何も言い返せないのに満足したのか、その子はにっこり笑った。


・・・と、その時。


「・・・はぁぁめんどくせ」

声がしたかと思うと、いきなり、

誰かが立ち上がってつかつかと黒板まで歩き、

さらさらっと何かをかくと。

コツン!と黒板をたたいた。

「・・・こうしよう」