「例のあの人ですよ。なんか最近からまれて、バカにされてるんで・・・」 「・・・そぉなの?」 琉衣は首をかしげ肩をすくめると、ふわりとその髪を揺らして、 「困ったことあったらいいなさいよーー」 ひらりと手をふって、自分の席へと戻っていった。 (あ、言い忘れてましたが、ここ、クラスです) 琉衣っ! 私はおもわず目がうるうるになった。 なんて良い人なんでしょう! 「莉々亜、いかにもいじめられますキャラだからね・・・」 そのあと琉衣がつぶやいた言葉を、私は知らない。